ブログ49

2017年03月17日

アコガレ'61(後編)

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Gibson製品は個体差が大きい、とは常々よく聞く話ですが、今回自分が購入したこの個体については特にピーキーな部分も無く、全体的に過不足無く「Gibsonの音」が出てくれる優等生な個体、という印象ですね。フロントピックアップで歪ませた状態でソロなどを弾いたときは感涙モノの「あの」甘く太い芳醇トーンが炸裂してくれます。クリーントーンは良くも悪くも「丸い」ですね。特にハイの出方がいかにもGibson、という感じの・・・ストラトのようなシャキッとした・・・艶のあるクリスタル・トーン、みたいな感じとは全然別物です。やはりストラトにおけるナターシャ・ブロックの存在意義はあまりにも偉大なのであります(←この辺はストラト歴が長い人ほど激しく同意して頂けると思います)。

また、同じGibson社の代表機種であるレスポールとの違いで言うと、SG独特の中域に少しクセのある「あの」感じ・・・60〜70年代の・・・ツェッペリンやイーグルスやジャニス辺りの雰囲気がしっかり醸し出されましてね。もう堪らないです(笑)。フルテンでそれなりの歪みを作っておいて、それを本体側のボリュームを少し絞ったセッティングでのアルペジオなどは「おおお、あの感じだ〜」という音がすぐに出せますね。ストラトで再現しようとすると相当苦労する部分の「あの感じ」の音です。良い意味での軽いペラペラ感とでも言いましょうか。中域にしっかりコシが残りつつ、ハイが少し死にかけてるあの感じですね(笑)ストラトだともっと端正で粒の良い綺麗なトーンが出ちゃうんですよ。いや、決してGibsonをディスってるワケじゃないんです。あの適度なペラ感がまたGibsonでしか出せないブルージーな雰囲気には欠かせないワケですから。自分の場合は敢えてそこは堂々と押し出したい部分かな、と思うので、本体側のTONEの設定はリアもフロントも両方「7」ぐらいに設定しちゃってます。もうね、このギターにハイ抜けなど求めんぞオレは!っていう意思表明ですよ、ええ(笑)艶のあるハイを求めるならストラト弾けばイイんです。

まあ、そういった観点から見れば、音楽を「仕事」としてこなしていくのであればやはりその機能性や使い勝手から言ってストラトの方が断然勝るかな、とは思うのですが・・・ここ最近はそういった「お仕事」としてギターを弾く機会も減りましたし、個人的にはしばらくこのSGをメイン機種に据えて弾いていこうかな、と思っております。何て言うか「初期衝動」を刺激してくるんですよ。ロックミュージックの原点というか・・・うおお、ロックだ!っていうあの気持ちですね。自分自身の原点回帰とでも言いましょうか・・・今の自分の年齢ではそういう部分を大切にしたい、という気持ちが強いので。

若いうちはストラト1本でどこまで弾いていけるのかって部分で葛藤しまくる時期というのが絶対に必要だと思うんです。安易にGibsonに流れちゃイカンぞ、というか・・・極端な言い方かもしれませんけどね。ストラトキャスターというギターはそれぐらいたくさんのことを弾き手に求めてくるし、教えてもくれるギターだと思ってるんですね、個人的には。そこらへんの苦悩や葛藤をある程度乗り越えてきて、ようやくストラトキャスターというギターを気分よく弾きこなせるようになって・・・「そこからの」Gibsonだと思うんですよ。だからこそ意義があると!もうわからない人には何を言ってるのか完全に理解不能な記事になってますけども。

まあ、そういった意味でね、自分にとっては諸々感慨深いんですよ、このSG ’61 Reissueは。嗚呼、いろいろ乗り越えて、ようやく自分もGibsonオーナーになったんだなあ・・・やっと「Gibson USA」ロゴの入ったハードケースを持てるようになったのだなあ、という(笑)たぶん自分で自分にやっと許可が出せたんですよね。オマエ、そろそろGibson持ってイイよ、大丈夫だよ、って。吾、四十二にてGibson。嬉しいですね。大切に弾いていきたいと思います。

[fLat.]
byエリよん00:00 fLat Diary上へ